『野の鳥』ピアノ・リサイタルは、2020年に開催されたオルレアン国際ピアノ・コンクールの優勝者であるミハイル・ブージンによる演奏を収録したライブ録音です。ミハイル・ブージンは1995年にモスクワで生まれ、才能あるピアニストとして注目されています。
このアルバムは、現代作品と古典曲が組み合わされた先鋭的なプログラムです。しかし、ミハイルの繊細なタッチにより、非常に聴きやすく、ピアノの美しい音色を楽しむことができます。
アルバムの冒頭では、ラジオのインタビュー風のイントロダクションがあります。「将来何になりたいですか?」という質問に答えるミハイルの声が聞こえます。また、終盤ではロシア未来派の詩人テレンチエフの詩が朗読され、最後はケージの問題作が演奏されるなど、個性的な構成も魅力的です。
このアルバムは、ピアノ音楽を愛する人々にとって、ピアニストの才能と表現力を堪能できる貴重な一枚です。ミハイル・ブージンの演奏によって、野の鳥の美しい響きと感動が広がります。ぜひ、このアルバムを聴いて、ピアノの魅力に触れてみてください。