「侵食される民主主義 内部からの崩壊と専制国家の攻撃 下」は、2022年02月に勁草書房から発売された本です。この本は、社会・政治のジャンルに属しており、著者はラリー・ダイアモンドさんです。
この本では、自由民主主義国が中国やロシアの影響力工作によって混乱し、国内ではポピュリズムが拡大していることが指摘されています。民主主義の基盤が揺らいでいる状況に直面しています。この危機にどう立ち向かえば良いのか、専制政治の腐敗から国を守るための十段階のプログラムが提案されています。
さらに、各国の民主活動家を支援し、日米欧が協力して団結して戦うことが必要だと述べられています。権威主義国も実は脆弱であり、私たちには勝機があるという希望も示されています。
この本は、民主主義の後退を最初に指摘した「ミスターデモクラシー」として知られるダイアモンド教授による警告と、再生に向けた処方箋が記されています。民主主義を守り、再興させるための具体的なアプローチが示されているので、民主主義に興味がある方にとって興味深い内容となっています。