本ページはプロモーションが含まれています
商品

高橋和巳・高橋たか子 電子全集 第14巻 高橋たか子 伝記『神の海』ほかのご紹介

ロシア語会話・単語講座(カタカナ編)のブログ
高橋和巳・高橋たか子 電子全集 第14巻 高橋たか子 伝記『神の海』ほか





高橋和巳・高橋たか子の電子全集第14巻は、高橋たか子の伝記作品『神の海』などを収録しています。この巻では、「高橋たか子伝記」と題して、『神の海 マルグリット・マリ伝記』と『ライサという名の妻に』の書き下ろし伝記作品2作品と、ラジオドラマ台本3作品が収められています。

『神の海 マルグリット・マリ伝記』は、17世紀フランスの修道女・マルグリット・マリ・アラコックの18年にわたる観想修道生活を描いた作品です。たか子はマルグリット・マリの神への愛を「何という苦痛に切り刻まれた熱愛か!」と表現し、伝記のテーマを「苦痛」と「熱愛」に置いています。

『ライサという名の妻に』は、フランス人哲学者ジャック・マリタンと結婚したロシア生まれの亡命ユダヤ人ライサ・ウマンコフの生涯を描いた作品です。この作品では、カトリック信者の二人が互いの存在だけでなく、神をも愛する二重の熱愛で結ばれた夫婦として描かれています。たか子にとって、彼らは理想の男女でした。

さらに、この巻には「夜の客」、「遠いあなたへ」、「不思議な縁」という3つのラジオドラマ台本も収録されています。これらの作品は、たか子がNHK・FMのラジオドラマのために書き下ろしたもので、彼女の受洗後20年の歩みと重なっています。たか子はテレビドラマよりもラジオドラマを愛していたのです。

この巻には、たか子と交流のあった文芸評論家の山内由紀人氏が解説と解題を担当しています。さらに、付録として『ライサという名の妻に』の刊行決定のメモや初刊本の書影なども収められています。なお、この作品には一部カラー写真も含まれています。

高橋和巳・高橋たか子の電子全集第14巻は、高橋たか子の伝記作品とラジオドラマ台本が一冊にまとまった貴重な一冊です。彼女の作品に興味がある方や、ラジオドラマが好きな方には特におすすめです。