〜「真ホッケ」と「シマホッケ(キタノホッケ)」の違い〜
今回は、一夜干しまほっけの半身2枚入り(アメリカ産)についてご紹介します。まず、見た目の違いですが、縦に縞模様が見られるのはシマホッケ(トラボッケとも呼ばれます)です。
どちらが美味しいかは、好みの問題ですが、実は脂ののりだけ比べると、「真ホッケ」<「シマホッケ」とシマホッケの方が、こってりとした味わいになります。意外でしたか!?
また、「羅臼産の真ホッケ・・・脂がのってます」とよく言われますが、実は脂ののりは、シマホッケの方が多いのです。
「真ホッケ」は、北海道近辺で獲れる一方、「シマホッケ」は、より寒冷な水域を好み、オホーツク海からベーリング海(1000km〜2000km)まで広がる海域で獲れます。魚は海水がより冷たいほど脂の乗りが良くなるため、シマホッケの方が脂が豊富です。
海水が冷たいため、魚は身の回りに脂をつけることで自身の内蔵を守るのです。ですから、あっさり味を好む方には、「真ホッケ」をおすすめし、脂がギンギンを好む方には、「シマホッケ」をおすすめしています。
一夜干しまほっけは、美味しさと違いを楽しめる一品です。ぜひ、お試しください!