『世界の歴史 9 ヨーロッパの世界進出』は、歴史の理解を深めるための最先端の方法である「グローバル・ヒストリー」を採用した新しい構成の本です。東大の流れをくむこの本では、歴史の「横のつながり」を理解するための工夫がたくさん詰まっています。まったく新しい形式の歴史まんががついに誕生しました!
この本では、17〜18世紀のヨーロッパの内外に焦点を当てています。ヨーロッパ内では、王や諸侯の争いが絶えず繰り返される中で、「主権国家」という概念が生まれてきました。各国の政治や社会の特徴的な動向も詳しく描かれています。一方、ヨーロッパ外では、南北アメリカの植民地化の進展や東インド会社によるアジア各地との貿易が重要なテーマとなっています。ヨーロッパの人々の活動が世界中に広がっていく様子にも注目しましょう。
本書の目次は以下の通りです。
– もしも大国の君主たちがサッカーチームの監督だったら…!?
– 第1章 絶対王政と激化する覇権争い
– 第2章 東インド会社、アジアへ
– 第3章 アメリカ植民地と奴隷貿易
– 第4章 ロシア帝国の発展
本書は羽田正氏が監修し、角川書店から2021年2月に発売されました。