SPHINX(スフィンクス)は、カウンターテナーが歌うロシアの歌曲集です。ロシア(ソヴィエト)の芸術歌曲の伝統は、19世紀初頭のサロン音楽から始まりました。最初は素朴で感情豊かな「ロマンス」でしたが、後にショスタコーヴィチらによって壮大なテーマが取り入れられ、それでも親密さを失うことはありませんでした。このアルバムには、アマゾン、コーカサス、スコットランド、イングランド、エジプトなど、ロシアから遠く離れた地をテーマにした作品が収録されています。旅の喜びやロマンティックな風景、愛と喪失、そして生と死など、永遠のテーマが歌われています。