1920年冬、27歳の詩人が書き上げた大作は、ロシアの総人口数を表題にしています。この詩では、詩人は人々すべてが作者であるかのように描写し、印税を放棄して無署名での出版を企てました。しかし、政府出版局のサボタージュにより、《わるい雑誌を出す筈がない、国立出版所が》と後に詩人は歌います。3通の抗議の手紙のやりとりの後、ようやく初版5000部が世に出ることになりました。
この詩は、アメリカのウィルソンとロシアのイワンという二つの大国の間で戦われる20世紀のトロイ戦争を描いています。その描写は非常に力強く、読者を引き込むこと間違いありません。
この作品はその魅力が認められ、日本翻訳家協会特別賞を受賞しました。その価値は間違いなく高く、多くの人々に読まれるべきです。ぜひ手に取って読んでみてください。