『きりのなかのはりねずみ』は、ユーリー・ノルシュテイン、セルゲイ・コズロフ、フランチェスカ・ヤールブソワ(イラスト)によって作られた絵本です。物語は、日が暮れるとはりねずみが友だちのこぐまの家に遊びに行くところから始まります。二人は一緒に星を数えながら夜を過ごします。途中、白い馬を見つけたはりねずみは、霧の中に入って行ってしまいます。深い霧の中で道に迷ったはりねずみは、怖い思いをしながらあちこちさまよい、とうとう川に落ちてしまいます。
この絵本は、世界的に評価の高いロシアのアニメーション作家による初めての絵本です。詩情豊かで美しい世界が展開されています。絵本の中には、友情や勇気、困難を乗り越える力など、大切なメッセージが込められています。また、イラストも鮮やかで、読者を魅了します。夜の星空や霧の中の不思議な世界に引き込まれることでしょう。読み聞かせや自分で読むことで、想像力や感受性を育むことができます。ぜひ、この素敵な絵本を手に取ってみてください。