J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」全曲を、ロシアのヴェテラン女性チェリスト、カリーネ・ゲオルギアンが演奏した作品集が登場しました。彼女はモスクワの音楽一家に生まれ、モスクワ音楽院でロストロポーヴィチに師事しました。1966年には第3回チャイコフスキー国際コンクールで第1位を獲得し、世界的なキャリアをスタートさせました。
バッハの無伴奏は、彼女にとって得意なレパートリーであり、コンサートで長年にわたり演奏を重ねてきました。彼女は「演奏するたびにその崇高な美しさに驚いている」と語り、この作品たちが彼女にとっていかに大切なものであるかを感じさせます。このアルバムでも、彼女の真摯な演奏が聴かれます。
さらに、DISC3にはヴィオラ・ダ・ガンバのソナタ（チェロ編）も収録されています。無伴奏とは異なる親密な世界が広がります。このアルバムは、バッハの音楽を愛する人々にとっては必聴の一枚です。
（※「(C)RS」は著作権表記であり、ここでは省略しました）
