巨匠グスタフ・レオンハルトの最後の鍵盤独奏アルバム「バード」は、ALPHAという小さなレーベルで公式に国際リリースされました。このアルバムは、レオンハルトが立ち上げたばかりのALPHAで制作された4枚目のアルバムであり、世界中の音楽ファンを驚かせました。このアルバムは、レオンハルトの最後の鍵盤独奏アルバムとしても知られています。
バードは、小さな部屋で少人数、あるいは一人で楽しむための鍵盤作品を数多く残した作曲家です。レオンハルトは晩年まで最愛の作曲家のひとりとして、バードの名前を挙げ続けていました。このアルバムでは、王室などで使われていた小型の楽器を使用し、音の一つ一つを大切に奏でています。
また、このアルバムの後にはロシアのマイナーレーベルへのフォルクレの作品集を録音しているようですが、ほとんど流通していません。ALPHAにはこの後にもう1枚、バッハのカンタータを指揮したアルバムを残しています。
「バード」は、レオンハルトの最後の鍵盤独奏アルバムとして、彼の才能と情熱が詰まった作品です。ぜひ、小さな部屋で静かに聴きながら、バードの音楽に浸ってみてください。