「とある魔術の禁書目録(インデックス)21」は、第三次世界大戦が勃発し、ロシアが炎上する中、三人の少年たちがそれぞれの思いを胸に駆けていく物語です。重要なキーパーソンである元『神の右席』の聖人アックアとの出会いが物語を動かします。一方通行(アクセラレータ)は、最弱の好敵手との交戦を経て、エリザリーナ独立国同盟に移送されます。打ち止め(ラストオーダー)を救う手段が見つからず、魔術が記述された謎の羊皮紙が鍵となります。上条当麻は、フィアンマとの邂逅を果たしますが、手加減された上に逃亡を許してしまいます。インデックスを元に戻すことはまだ叶いません。物語は、異次元の住人である“天使”との関わりを通じて、科学と魔術が交差する中で展開されます。鎌池和馬によるこの作品は、2010年に角川書店から刊行されました。